2005年07月15日降下
こんにちわ。 只今番外編につき、毎週金曜配信中のしずくです。
現在の会社も退社まであと2週間を切りました。 改めてこの2年を振り返ると、苦しい事も楽しい事も 好い仲間達と共に過ごせた喜びでイッパイです。
本日、仲間の一人が卒業します。 でもこの仲間はこれからもきっと繋がった仲間であるでしょう。 この会社で学んだ最大のことは〔仕事〕よりも 〔世の中色んな人がいる〕ということかもしれない。
これからも色んなステキな仲間と出会えるコトを楽しみに しずく7滴目。
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番外編vol.U『森へ』
観光案内所では御蔵島の魅力は「イルカだけではない!」という事を 色々教えて頂いた。この島の自然は南方の植物、北方の植物が共存 する不思議な植物相を持っているそうだ。高山植物は、関東周辺の山々 では、1000メートルから1500メートルの高さでないと見られない物が多く、 南方の植物は、小笠原諸島、沖縄、南西諸島、屋久島などと共通する。 つまり北方植物の南限と南方植物の北限の交差点の島ともいえる。 このような植物相を持つ島は日本中を探しても御蔵島と屋久島しかないらしい。
また見所の1つとして島の反対側に〈黒崎高尾〉という海食崖があること を聞いた。その崖の高さはナント480m!因みにどのくらいの高さか下記参照。
@エアーズロック :348m Aワールド・トレード・センタービル:417m B台北101(世界最大のビル)
:509m Cランドマークタワー :296m D東京タワー :333m
ってとこである。こんな小さい島にそんな崖が!? 午後のドルフィンスイムまで2時間の余暇がある。行くしかないっしょ!
片道7.5km、標高差450mのヒルクライムである。こんなこともあろうかと、 いつものセット(ランニングシューズ、スパッツ、タオルetc)は持参している自分を褒めたい♪
頭にタオル巻いてぇ、腰にデジカメ持ってぇ、TIMEXの時計はめてぇ、戦闘準備完了! 早速走り出した。
走り始めて間もなくこの島のノンビリした風土を感じる事が出来た。 坂の多いこの島では原チャリが必須アイテムのようで庭先に何台も置いて あったりするのだが、その全てにKEYが付いたままなのである。まあ盗難し ても逃げようがないだろうから…。同じ東京都(実はこの島、東京都である! 車のナンバーも品川。)でもえらい違いだなと改めて都会の怖さを感じてしまった。
やがて民家も無くなり傾斜角のキツイ坂が延々と続くが、細い舗装路は新緑 の樹々に囲まれ、まるで樹木のトンネルを走っているみたいでとても気持ちが 良かった。15分位走った頃から道の脇に何本もの大小の滝を見ることが出来た。 最初の何本かは感動で立ち止まっては何枚も写真を撮っていたのだが、次第に その感動にも慣れてしまい横目で見ては通り過ぎるようになってしまった。
なんともモッタイナイことであるが、そんな滝なんて〔ちっぽけ〕に思えてしまうのが この島の凄さである。
標高も随分登ったであろうか、所々右手の太平洋が開けてきて遠くの三宅島も キレイに見える。反面、そろそろ心臓もバクバクしてきた。のども渇いた。一休みで 景色を楽しみながらチョッと歩こう。飲み物は持参していないがここには無数に流れ 落ちる滝がある!手にすくって飲んでみると、冷たくてなんとも言えなく美味しい♪ 顔も洗ってしばらく五感を楽しんだ。様々に香る樹々やコケや土、 人工音が全く無い自然の音色、冷たく少し霧だった空気、完璧な景色。 目的の崖まであと2kmほどだ。
to
be continued...
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