東┃ 京┃ 庚┃ 申┃ 堂┃ 通┃ 信┃  
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 ━━━━━━━━━━━━━━━━2003/02/06━━━

東京庚申堂堂守、ヤマグチケンスケでございます。

今世紀の幕開けとともに始まり、
いまもって日本唯一、本式で行っている
われわれ東京庚申堂の庚申講も、
とうとう三年目に突入しました。

おもえばいままでいろんなことがあり、
いろんな人に出会ってきましたが、
充分に振り返る余裕もないまま、
新たな一年を前に
「今年は何をしでかそうか」と、
わくわく胸をときめかせています。

いつまでも、とは云わないけれど、
飽きが来るまで、愛想が尽きるまで。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

では。
今月16日(土)に行う第十三回庚申講の概要を
ここに告知させていただきます。



 >>>第十三回庚申講は、ぷらぷら→ぷるぷる!<<<


今回は初庚申、つまり年の初めの庚申です。
だから、今回は基本をおさえ、我々の偉大なる
先輩に敬意を示す意味で、東京の二大庚申さん
柴又帝釋天と巣鴨庚申塚に、お参りに行きます。

両方とも、初庚申には露店などが出て、
相応の催しを行っているようですが、
それらはもちろん、昼間です。

よってまずは昼の部とし、
とらやの草だんごほおばって
柴又界隈をぶらついたり、
飛安のタイヤキをぱくつきながら
巣鴨のとげ抜き地蔵通りを冷やかしたりして
まったりぷらぷらと東京散策。
日曜ですので寝坊助さんでも参加しやすいよう
昼すぎからの集合でやります。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇昼の部◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 と き  二〇〇三年二月一六日日曜日一四時

 ところ  京成金町線柴又駅前集合

 きかく  柴又帝釋天〜巣鴨庚申塚お参り

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



そして。
本来の庚申講=夜の部では、「蒟蒻」を食べます。

そもそも、江戸時代の庚申講では、
北方(あるいは恵方)をむいて蒟蒻を食べた、
という記録が残っています。
これは、身体の中にいる三匹の蟲(三尸)が
蒟蒻が苦手、という伝承に由来しているようです。

しかしいったい、何故に蒟蒻?
その理由は調べてもよくわかりませんでした。
でもまあ、蒟蒻はカロリーが低くて美容にも
よさそうですし、カラダを綺麗にしてくれる
はたらきがあるので、たしかに蟲除けっぽいかも
知れませんね。

今回、この風習をなぞってみます。
ただ、食べても芸がないので、
本格的に蒟蒻芋から蒟蒻をつくってみます。
うまく出来たら、その出来たての蒟蒻を、
酢味噌つけて刺身にしてたべたり、
蒟蒻汁をつくってほくほく
あったまったりしようとおもいます。

混ぜ物なしのマジモンつくり。
今夜喰うコンニャクは、我々の手でつくる!

ということで。
今回は一晩ひたすら蒟蒻について考え、
ひたすら蒟蒻を食べます。
脳みそがぷるぷるになるまで蒟蒻三昧の一夜を過ごして
脳にすむ蟲、上尸を退治しましょう。


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇夜の部◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 と き  二〇〇三年二月一六日日曜日二〇時

 ところ  東京庚申堂本堂
    http://www7.plala.or.jp/bakachin/koshin/access.html

 きかく  蒟蒻づくりde初庚申

 日の出  06:28

 難易度  ★★★☆☆

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とまあ、今回は昼と夜の二部制で、ちょっと渋めに、
庚申講の基本にたちかえった催しを企画してみました。
もちろん、どちらか一方の参加も歓迎ですし、
途中参加、途中退出もぜんぜん問題なし。

例によってご参加くださる場合は、
早めにその旨返信メールください。
でも飛び入りでの参加でもうれしいです。

それではみなさん、
お会いできるのを楽しみにしております。


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  虫   http://www.koshindo.com   虫
  虫虫  <堂守> ヤマグチケンスケ  虫虫
       d13573@dentsu.co.jp
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