page 3/3 10ヵ月~1才
第6章・「10ヶ月から」にて、進化がゆるやかに?
さすがにそろそろ、飽きがきている。全4種のラインナップから一種と、あと別シリーズ「アレルギー特定原材料等5品目、不使用商品」から一種を食べる。
野菜のささみうどん
- ケンイチ
- うどんがさらに長い!5cmぐらいある
- アイ
- でも味は変わらず薄めだね
- ヒロコ
- というか、さっきまでより薄くなった気がしますよ
豆腐ときのこのドリア
- ケンイチ
- これは豆腐やわ
- ヒロコ
- 豆腐だ。しょう油かけましょう
- ケンスケ
- しょう油かけたらうまいね
ここの2商品は、総じて味が薄く、大人としては盛り上がりに欠けた。これまで大人の食べ物に近づきつつあった流れの、まさかの逆行。10ヶ月の赤ちゃんに、なにが起こったのだろうか。
第7章・「11ヶ月から」、進化も打ち止めか!?
さあ、完全にテンションが下がり気味。 気のせいなのか、なにを食べても同じ味がし、しかも薄めの味付け。ああ、焼肉食べたい。ビールが飲みたいよ。でもあと少し。
ツナと大根とわかめのごはん
- ケンイチ
- 香りで味の予想がついてくるようになった
- アイ
- たしかに。でもマグロの味はしっかりでてるよ
大豆とひじきのごはん
- アイ
- 豆腐って、少しでも入ってると豆腐の味になるね
- ケンスケ
- そしてしょう油が欲しくなる
ひじきやわかめが入ってて、彩りもわりと楽しい今回だが、すでに20種類ほど食べくらべていることもあり、完全にいろんな意欲が減退していた。
と、これで瓶詰めシリーズは全て終了となる。
最終章・「1歳から」はレトルトに進化
いよいよ1歳の大台に乗り、レトルト食品に移行する。 商品パッケージの写真もすごく美味しそう。はじめての誕生日をむかえた赤ちゃんの成長っぷりに、期待高まるラストだ。
おいしさたっぷり 野菜リゾット (玄米ごはん入り)
- ケンイチ
- これはうまい!
- ケンスケ
- 完全に一線を越えたね
- アイ
- 商品名のとおり『おいしさたっぷり』だ
おいしさたっぷり カレーうどん (うどん入り)
- ケンイチ
- カレーの香りがする。イイ匂い!
- ヒロコ
- 辛くはないけど、本格的な味ですね
- アイ
- うどんもまたしっかり長くなってる
- ケンスケ
- ちゃんと『料理』って感じがするね
最後は期待通りの、大人においしい2品だった。同じ離乳食でも、ドロドロ主体から固形物主体へ。やわらかめだけれど子供用としてのやわらかさではなく、野菜も1cm角ほどあって、普段食べている食事とかわらない食感だった。これなら、ファミレスで出てきても不自然じゃないというほどの出来。
これで最後だという安堵ともあいまって、感動のフィナーレ。
おめでとう1才。君はこんなに大きくなった。
エピローグ・食べくらべ終了
やってみてわかったこと。
- 離乳食は子どもの成長とともに「香り→食感→味の濃さ」の順で大人の食べ物に近づいていく
- 成長するにしたがって、具は大きく、うどんは長くなる
- 赤ちゃんのおやつは、まったく抵抗なくおいしい
- 20種類以上の離乳食を一度に食べると、腹が膨れるが食べ応えは少ないので、「お腹がいっぱいだけどなんか食べ足りない」という、不思議な感覚になる
- イイ大人が離乳食を美味しく食べようとするときは、調味料が欠かせない(おもにケンスケ)
- 1才は、偉大だ
いうまでもないけど、ここにある感想はあくまで、大人の主観での評価なので、本来の対象である赤ちゃんにとってどうなのかは、いっさい不明。
では最後に、参加者のみなさん、一言どうぞ。
- ヒロコ
- もっと無味無臭かとおもってました。思ったより食べられた
- アイ
- 後半、味のバリエーションが乏しかった。子供が産まれてある程度成長したら、自分でつくったのも食べさせたい
- ケンイチ
- いま、大人でほんまによかった。子どもには早くこっちにおいでと言いたい
片付けのあと、とんかつ定食食べに行く。 やっぱり、大人には大人の食べ物がおいしかった。
追記・その1年後
このネタを実行した次の年、ケンイチ&アイ夫婦にめでたく女の子が誕生。おめでとう!「あのときの離乳食食べ比べがいまの育児に役立っているよ」とアイさんから報告がありましたよ。