蟲のこと
道教では古来より、人の身体の中に三匹の虫がいる、とされていました。その虫は悪い虫なので、本当は退治したほうがいいのですが、退治するには厳しい修行が必要だと、云い伝えられていました。
庚申講のこと
庚申の日の晩、三匹の虫は宿主の体内から抜け出て天に昇り、宿主の悪口を神様に伝えてしまいます。それを防ぐために夜通し起きて見張っていよう、というのがかつて日本で盛んに行われていた、庚申講のルーツです。
庚申山のこと
この庚申講で、古くから信仰対象とされてきた山が、栃木県にある庚申山です。
庚申草のこと
庚申山の中腹に、庚申草という花の群生地があります。庚申山とその隣の男体山、女峰山の一部にしか生えない貴重な草花です。
まとめ
悪い虫を見張るのが庚申講で、信仰対象が庚申山で、そこに生えるのが庚申草。
庚申草は食虫植物でした。花が虫に食いついて、お話の頭と尻尾がつながり、見事にお話の輪っかができました。